婚活に真剣に取り組み、何度かのお見合いの努力が実ってようやく交際に入ったとき、相手との心の距離をもっと縮めたいと思うのは当然だと思います。できれば毎日会ったり、連絡を取り合ったりしたいと思う人も多いでしょう。
ただ、そんな気持ちが暴走して振られてしまっては何の意味もありません。そこで今回は連絡手段として使うことの多いLINEやメールをテーマにして、交際初期に恋人とやり取りするメールで、失敗しない為のポイントを3つ挙げていきます。
1、返信しづらい長文は控える
メールは手軽なコミュニケーションツールですが、送る内容によっては相手から面倒くさがられたり、嫌われたりする怖さも持っています。またLINEはちょっとしたやり取りをリズムよく楽しむ側面もあります。交際しているとは言え、まだまだお互い知らないことだらけの段階では読むのも返すのも負担になるような長文のLINEやメールは控えた方が無難です。
忙しい仕事の合間に新着のLINEやメールをチェックするとあなたからのメッセージ…この段階ではきっとお相手は嬉しいと思います。そこで早速開けてみると日記のような長文でびっしり埋め尽くされている!
これではメールをもらった嬉しさよりも「こんな長文は自宅に帰ってからゆっくり読み返さないと返信できない」という負担とぐったり感が勝ってしまいます。また、LINEは既読がついてしまった後にすぐ返せない状況になり、お互いの負担が大きくなる可能性も。誠実な人であればあるほど適当な返事ができないため、負担になってしまいます。あなたが送られる立場ならどう思うでしょうか?
自分のことをもっと知ってもらいたいという気持ちは痛いほどよく分かりますが、それは次回以降のデートで少しずつ話していけばいいのです。上手に交際を進めていければ、いくらでも時間はあるのですから。
結婚相談所での出会いの場合、お見合い終了後に交際に発展すると相談所を通じて連絡先の交換が行われ、ここから初めて会員様同士の個人的なやり取りが始まります。一番最初はお電話でのやり取りがポピュラーですが、その後次にお会いするまでの間はLINEやメールを使用することも多くなります。
本来はここでどんどん盛り上がって次のデートにつながると良いのですが、中には1回目のデートの前にLINEやメールのやり取りの内容で嫌になってしまい、最初のデートを待たずにお別れするという報告もあります。
2、素っ気ないメールは避ける
長文メッセージは相手への負担になりますが、反面素っ気ないメールは相手のテンションを下げることがあります。交際前はマメに相手を気遣うメールを送っていたのが、突然「おはよう」「お疲れ様」「おやすみ」などの一言メールばかりになったら、「急に冷たくなった」「もしかして嫌われたのかな」なんて思われてしまいます。
恋人ができた安心感からついつい気が緩みがちですが、交際がスタートしたばかりの段階で気を緩めすぎると失敗を招きかねませんし、まだまだ油断は禁物です。
メッセージははちょっとした一言を付け加えるだけで、ぐんと好印象にすることができます。例えば、「おはよう!今朝は通勤途中の遊歩道で桜の蕾を見つけたよ♪花が咲いたらお花見に行きたいね♪」や「今日もお仕事お疲れ様!週末に会えるのを励みに明日も頑張るね。おやすみ!」など…
好きな相手から送られてきたらちょっと嬉しくなりませんか?さらにLINEであれば文章だけではなくスタンプを添えることで、手軽ですがより効果的に気持ちを伝えることができます。お相手が好きなキャラクターのスタンプなど工夫することもできます。相手を思いやり、喜ぶ顔を思い浮かべながら文章やスタンプを考えれば、そんなに難しいことではないと思います。いつかは言葉を交わさなくても気持ちが通じ合う日がくるかもしれませんが、それはまだまだ先のことです。
3、返信が遅くても急かさない
メールの返信がないと気になってしまうものです。LINEも既読のまま返事がないいわゆる「既読スルー」は非常にさみしいものです。質問を投げかけているときなどは特にそうでしょう。しかし、むやみに返信を急かしてはいけません。文面によっては非難しているように受け取られる恐れがあるからです。
あなたに毎日仕事などのやるべきことがあるように相手にも当然あります。そして、その忙しさは本人にしか分かりません。その日はたまたま休憩を取る暇もないほどに忙しいかもしれません。あなたからのメッセージは読んだものの返信する時間が取れないことを心苦しく思っているかもしれませんし、まさに今から返信しようとしているところかもしれません。
そんな状況を想像できずに、待ちきれずに送ってしまった催促メッセージを見て、相手は申し訳ない気持ちとがっかりした気持ちを抱くことでしょう。相手の生活サイクルが把握できない交際初期だからこそ焦ってしまう気持ちも分かりますが、そこはぐっと我慢してもう少し待ってみましょう。
早めの返信が必要な場合にやむを得ず催促するときも催促を前面に出すのではなく、相手を気遣う気持ちを忘れずに。
前述した交際直後のやり取りで、1度も会わずに交際が終わる原因のもう一つの理由にこのやり取りの頻度があります。お相手から連続で何度もメッセージをもらって辟易してしまい、お別れになってしまうこともあるのでご注意ください。
4.男性に奢ってもらった後は、女性からLINE(メール)を!
メッセージのやり取りがスムーズにいって、いよいよ楽しみな初デート!
二人で夕食と一緒にお酒を飲み、一万円程度のお会計。男性が支払いをし、送ってもらって、その日はお別れ。しっかりお礼を言って別れた後でも、女性から直ぐにお礼のLINE(メール)をするのがエチケットです。
「ご馳走様でした。今日は楽しかったです」
このメールだけで、男性は嬉しい気持ちになり、ご馳走して良かったなと幸せな気持ちになります。返す時間も大切で、できるだけ早くLINE(メール)できるとGOOD! これからもお付き合いを続けたいと思うお相手であれば、先にメッセージをもらわないように気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?読んでみれば当たり前のことに思うかもしれませんが、当事者になると意外と周りが見えなくなるものです。せっかく恋人ができてもなかなか交際が続かない人は気付かないうちに自分の気持ちを押し付けるようなLINEやメールを送っているかもしれません。メッセージを送る前には一呼吸。相手の気持ちを気遣い思いやる気持ちを忘れないで下さい。