身元確認をしっかりしている結婚相談所とは言え、会員の方は様々なタイプがいて、お見合いの時に大きな事件などはないのですが、些細なトラブルは発生したりします。
今回は、そんな結婚相談所を活用したお見合いでよくありがちな3大トラブルをご紹介いたします。
ただ、それだけではネガティブな話だけになってしまいますので、それだけでは終わらせないトラブルに巻き込まれた際に知っておいた方が良い心がけをお伝えしたいと思います。
トラブル1:来ない。
トラブル1はもっともポピュラー(?)なトラブルですね。何らかの事情でお相手がお見合い待ち合わせ場所に来ず、お見合いが成立しないパターンです。相談所の単純な確認ミスや、当事者の勘違い、お互いに場所を間違えてひたすら待っていたというようなパターンもあります。
こちらに関しては、当日担当の相談所長に連絡が取れれば特に問題なく解決する場合が多いので、普段から相談所長と頻繁に連絡を取っている方であれば問題ないと思われます。所属の結婚相談所・所長の連絡先がわからない場合は、前もってお見合い日当日に連絡が付く連絡先を確認しておきましょう。
お見合い時間になってもお相手と会えない場合は、所属の相談所長に連絡をしてお相手相談所と連絡を取ってもらうようにします。遅刻していて現場に向かっている場合もあるので、時間が過ぎても10~20分ぐらいはお待ちいただくことをお勧めします。
上記のような理由のほかにも、当日の交通機関の状況や不測の事態で現場に来られない場合もあるので、最初から「私は現場にいるのに来ないなんて失礼だ!」などとは考えずに、両者で相談をして、あらためてお見合いを組みなおすのが良いと思います。
「時間や約束を守れない人とはもう会いたくない!」と言う方もいらっしゃると思うので、その場合はお断りすることも選択肢の一つですが、単なる勘違いや不測の事態が理由であれば、もう一度お会いする約束をされたほうがご縁を逃しませんよ。
トラブル2:会えない。
トラブル2はトラブル1と少し重複しますが、トラブル1のような状況に加えてお互い待ち合わせの現場にいる、しかも近くにいるのに会えないということがあります。「何でお互い現場にいるのに会えないの?」と思うかもしれませんが、実際にあるのです。このトラブルが起こる最大の理由としては
- プロフィール写真のイメージと実際会ったご本人のイメージのギャップが激しい。
が上げられます。
結婚相談所のプロフィールは自分の写真を載せるのが通例で、最近では写真スタジオでプロのカメラマンにきれいな写真を撮ってもらう方が多くいらっしゃいます。
プロフィール写真を写真スタジオで撮る場合、レンタルで服を借りて写真を取る方も少なくないため服装がいつも来ている服と違う場合があり、男性も女性も他人にメイクやヘアセットを行なってもらうことがほとんどです。
その状態でプロが被写体の魅力を最大限引き出す写真を取ります。ですので、すごく素敵な写真が出来上がります。
ただ、実際にお見合いに行く際には写真を撮るときにいたメイクさんやスタイリストさんがいるわけもなく、コーディネート、メイク、ヘアセット全て自分で行なわなければなりません。プロにしてもらったことをご自身で練習もせず再現するのはかなり難しいということは皆さんもお分かりになるのではないでしょうか?
そのため、写真とはイメージがかなり違う状態でお見合い現場に向かってしまうことになります。お相手はプロフィール写真のイメージでお見合い相手を探しますので、そのイメージと違うと別人だと判断されてしまいます。実際にはこのような事が起こってしまいます。
ex.お見合い現場でお相手らしき人がいて、ちらちら目が合うがお互い・・・
心の声
『あの人かなぁ~?でも写真と全然ちがうな~。』
『あの人しかきていないけど、他の方と待ち合わせしているかもしれないしな~。』
所属の相談室に連絡
「まだお相手がいらっしゃらないので、お相手に連絡とってもらえませんか?」
数分後、写真と全然違う人の携帯が鳴り・・・
「えっ?もう現場に着いてますけど・・・」
ここであらためてお互い目が合う
「どうも、今日お見合いの○○です。始めまして。ではそちらのラウンジで・・・」
心の声
『写真と違うな・・・』
最初からこれではお見合いも盛り上がりません。この対処法として、お相手に写真を変えさせるというのはなかなか難しいですから、
- お写真とお相手の実物のイメージが違うことがあるということをあらかじめ認識、理解しておく。
- 自分の写真は自分や家族で選ばず、友達や相談所長など他人から見てあなたの魅力が最大限伝わる、イメージが近い写真を選んで使う。
- 服装やメイク、ヘアセットなどを写真に近づけてお見合い会場に出向く。
などが上げられます。いろいろなところで見ることも多いと思いますが「他人は変えられない」ので、お相手に会うたびに「写真と違う!」とキリキリするだけ損です。きれいな写真のお相手は常に「ギャップがある」というリスクを理解してお相手選びの際の参考とし、それを半面教師として「自分はお相手からそう思われないようにしよう」という心がけを持つ事が婚活を気持ちよく進めるコツです。
また、プロフィールは自分ではなく他人が見て良し悪しを判断するものなので、ご自身の写真を選ぶ場合は他人に選んでもらうほうが良い結果につながる可能性が高いです。
そして、当日はお相手に見つけてもらえるように、写真のイメージに合わせて現場に行くのが大切です。
トラブル3:聞いてない
こちらは、実際にお見合いに入ってお話をしている中でプロフィールに記入されていない事や記入されている内容と違う事をお相手が話す・することがあります。例として
- タバコを吸わないとなっていたのに、待ち合わせでタバコを吸っていた。
- 同居なしとなっていたのに、お見合いで「親と同居になる」と言われた。
- 年収が****万となっていたのに、お見合いで「そんなに無い」と言われた。
などが報告される内容です。
これに関して対処法というものは基本的にありません。なぜなら、あなたがいかに心がけていてもお相手が唐突に行なったり、言ってくることですので対処法はありません。しいて言えば「不正だ」「虚偽だ」と騒がず、「この人は私の結婚相手にはふさわしくなかった。それが事前にわかって良かった」と思える広い心を持つということです。
と言うのは少し無理があるかもしれませんが・・・。出来ることといえば、あなたと同じ思いをする人を増やさないように速やかに所属の相談所に報告をして、お相手にプロフィールの変更を促すようにして下さい。
ただ、こういった事例で「結婚相談所はしっかり確認しているのか?」とお叱りを受ける場合もありますが、事実確認の聞き取りをすると①②③のような状況の場合、必ずしも相談所の確認不足ではない場合も多いです。
①の場合、入会者から単純に「吸いません」と虚偽の申請をされてしまえば、それ以上の確認は難しくなります。
②の場合、プロフィールは現在の状況を表すものであり、今は同居が無くても将来そういった話が出てくる可能性があります。それをお見合い現場で「(将来)親と同居になる(かも知れない)」と言ったときに、それを受け取る側は( )内の言葉が頭に残らず、お互いの認識がずれていてトラブルになるということもあります。
③の場合は、「お相手がお見合いで初対面なのにあまりにも年収やお金のことばかり聞いてくるので、嫌になって思わずそんなに無いと言ってしまった」という事例がかなり見受けられます。
このように、お見合い現場でプロフィールと違うという事が判明した場合は、原因が必ずしもお相手の虚偽や不正だけではなく、お相手とミスコミュニケーションやご自身の振る舞いにある場合がありますので、その追及だけに固執せず先に進むための糧として婚活を進めていくことが結果につなげる秘訣だと考えます。
お見合いするのには時間も費用もつかっていらっしゃるので、トラブルの際には「怒らずにいられない!」という気持ちはわかるのですが、どちらにしてもそのお相手とご縁が結ばれる可能性は低いので、新たにあなたに合うお相手を探すことに時間を使われたほうが結果的には得をするということが伝われば幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?普通ではなかなか聞けない内容ですので、ぜひ参考にしていただいて、前向きな婚活に繋げて下さいね!