お見合い前に知れるお相手の情報といえば、お写真とプロフィールの2点のみ。ですから、これら2つの情報はお見合い前の最重要項目となります。しかし、このプロフィールが意外にもあまり重視されていない事が多いのです。プロフィールの中には、年齢や年収など変更がきかないものもありますが、趣味やメッセージ、など自分自身でアレンジできる項目もあります。ここを見える化することで、他の方との差別化を図りましょう。
みんな書いてる!「趣味:音楽鑑賞、映画鑑賞」
履歴書やプロフィールには必ずこの欄があります。「趣味」に「特技」。私も過去に履歴書を書く際には「趣味•特技」なのか「趣味」と「特技」を別で書かないといけないのかで地味に悩みました。だいたい「趣味」が高じて「特技」になったりしているワケですし、何をもって「特技」と言えるのか、、なんて悩み出すとキリがありません。
私の場合、資格を有するモノは「特技」欄に記入し、資格はないけれど好きなモノは「趣味」欄に記入しています。
悩み出すとなかなか厄介なこの「趣味•特技」の欄ですが、総務省の調べ(※)によると、もっともメジャーな趣味は「音楽鑑賞」で、その割合は47.5%、日本人のほぼ2人に1人が音楽鑑賞を趣味として認識しているようです。そして、次に多いのが「映画鑑賞」だそうです。
これをそのままプロフィールの「趣味•特技」の欄に書いたとしましょう。何百人、何千人、何万人といる婚活者のプロフィールの2人に1人は書いている趣味。これでは全く印象に残りません。そしてまた、ただ「音楽鑑賞」「映画鑑賞」と書いたのでは、枠が広すぎて具体的にお相手にイメージしてもらうコトが出来ません。
ではどうすればこの「音楽鑑賞」「映画鑑賞」を印象に残すコトが出来るか?
そうです!「プロフィールの見える化」を行うのです。
プロフィールの見える化!
相手に具体的にイメージして頂けるようにプロフィールを見える化する、とはどうゆうことか?
例えば、「音楽鑑賞」と言われても実際にどんな音楽が好きなのか、どの程度好きなのか、全く想像出来ません。J-POP好きなのかもしれませんし、ジャズ好き、またはクラシック音楽鑑賞がお好きなのかもしれません。しかし、これを以下のように変えたらいかがでしょう?
◉(Before)「音楽鑑賞」
→(After)「学生時代、吹奏楽部だったこともあり、趣味はクラシック音楽鑑賞。月に1回程度ですがコンサートにも行きます!」
趣味「音楽鑑賞」とだけ書かれているよりも、具体的にお相手をイメージすることが出来ると思いませんか?
同じように「映画鑑賞」であれば、どんなジャンルの映画が、どの程度好きなのかを伝えることで、お相手からあなたの人柄が見えて来ます。
◉(Before)「映画鑑賞」
→(After)「映画鑑賞(コメディ映画が好きです!)。三谷幸喜作品は全て見ました♥」
趣味「食べ歩き」の方は、
◉(Before)「食べ歩き」
→(After)「山手線スイーツ食べ歩き。都内イチ美味しい隠れた名店!教えちゃいます♥」
文字数に制限がある場合には、「趣味:読書(月に10冊)」や「趣味:ジャズダンス(歴6年)」などでも、人となりが見えてきます。
人間は未知のものに対して不安や恐れを感じやすいと言います。お見合い前というのは、お相手のことは未知の状態。
プロフィール内容から人となりが見えて来ず、未知の状態だと「どんな人なんだろう。このプロフィールだとよく分からないな。…まあ、今回はやめておこうかな。」と敬遠してしまいやすいものです。
しかし、プロフィールを見える化して、あなたの人となりが見えるようになることで、不安を解消し、お見合いまでの流れをスムーズに運ぶことが出来ます。ぜひ、プロフィールを見える化して、お見合いのチャンスを広げてくださいね。
(※)総務省『平成23年社会生活基本調査(生活行動に関する結果)』
http://preneta.b2you.biz/shakaisekatu/hobby.html
ライター紹介
中村康介(トータルコーディネート専門家)
モデル/トータルコーディネーター。明治大学商学部在学中にスカウトにより、モデルとなる。卒業後、株式会NTTDATAにSEとして就職。在職中にドラマ『夜王』等にレギュラー出演し、4年間の在職後、退職。その後、CM『キリン』『SONY』や雑誌『ゼクシィ』に出演等、モデルとして活躍する一方、洋服をコーディネートする会社《ikineykir(イキニーキル)》を立ち上げ、ファッション/コミュニケーションに関する講座の運営やコラムの連載等を行っている。